「検出されない」面接ツールを探す人がよく気にする点なので、正確に説明します。画面を共有している間もAI面接アシスタントは動作するのでしょうか? はい。面接官には見えるのでしょうか? 共有する範囲とツールの機能によります。隠れていれば使用が許されるのでしょうか? いいえ。宣伝では触れられないのがこの点です。私たちはYesToTheOfferというツールを開発していますが、売り文句にするよりも、率直に説明したいと考えています。
画面共有の3つの方法
主要な会議プラットフォームでは、共有をクリックすると、どれも同じ3つの選択肢が表示されます。
ウィンドウを共有する。面接官に見えるのは1つのアプリのウィンドウだけです。ほかのウィンドウがその上に重なっていても表示されません。コードエディターを共有すれば、相手に見えるのはコードエディターです。横にあるアシスタントはキャプチャに映りません。
ブラウザーのタブを共有する。Chrome、Edge、ブラウザー版のMeetとTeamsでは、この方法を選べます。面接官に見えるのは選択した1つのタブの内容だけです。ほかのタブやウィンドウ、ブラウザーの外にあるものはキャプチャされません。CoderPadやHackerRankなど、ブラウザー上で動くコーディングプラットフォームでは、一般的にこの方法を使います。
画面全体を共有する。面接官には、そのディスプレイ上のすべてが見えます。すべてのウィンドウ、通知、Dockやタスクバー、カーソルも表示されます。ディスプレイが2台ある場合は、共有する画面を選びます。共有中の画面にあるアシスタントは、何らかの方法で隠さない限り見えます。
会話中心の面接では、何も共有するよう求められないことがほとんどです。コーディング面接では、通常、ウィンドウまたはタブでコーディングプラットフォームを共有するよう求められます。一部の企業は、すべてを確認するために画面全体の共有を求めます。監督付きの選考でも同様です。
「画面共有で非表示」の技術的な意味
OSでは、画面キャプチャAPIからウィンドウを除外するようアプリ側で設定できます。macOSではアプリがウィンドウ共有のプロパティを設定でき、Windowsでは画面キャプチャからウィンドウを除外するディスプレイアフィニティのフラグがあります。会議アプリも同じ画面キャプチャAPIを使うため、フラグを設定したウィンドウは共有画面に表示されなくても、本人の画面には表示されます。
各社が説明しているのはこの仕組みです。次の3点を知っておきましょう。
- このフラグが機能するかはプラットフォーム次第です。キャプチャの方法やバージョンによって挙動が異なります。「Zoomで検証済み」という説明は、各社がテストしたバージョンについての主張です。
- 画面を撮影するカメラや録画中のスマートフォン、別の方法でスクリーンショットを撮る監督ツールには、ウィンドウを隠せません。
- あなた自身は隠せません。画面を読むために視線を動かす様子、回答のたびに間が空くこと、書き上げたような回答はカメラに映ります。この点はAI面接アシスタントは検出されない?で解説しています。
各社の説明
2026年10月17日時点の各社サイトに基づく情報です。これらは各社の主張であり、私たちが検証したものではありません。
| ツール | 画面共有についてサイトに記載されている内容 |
|---|---|
| Huddlemate | FreeとStandardプランに「画面共有では見えない」と記載。「画面共有時には完全に非表示」と説明 |
| Parakeet AI | 画面共有中やDockで非表示になる機能などのプライバシー機能を掲載し、検証済みと説明 |
| Interview Coder | Dock、アクティビティモニター、画面録画で見えない機能など、「検出されにくくする20以上の機能」 |
| Verve AI | ステルスモード、透明UI、カモフラージュモードを掲載。デスクトップアプリのみ。「安心して画面を共有できます。見えるのはあなただけです」と説明 |
| Final Round AI | Pro機能としてステルスモードを掲載 |
| LockedIn AI | 製品ページでプライバシー機能またはステルス機能を説明 |
| Cluely | 「Pro + Undetectability」プランを月額$149.99で販売 |
| Interviews Chat | その機能はうたっていません。画面共有が必要な場合は、別のデバイスを使った電話面接の手順を提案 |
| YesToTheOffer | 画面共有時のプライバシーモードとステルスモードをロードマップに掲載。これらを売り文句にはしていません |
非表示を強く売り込む企業ほど、その機能に高い料金を設定している傾向があります。Cluelyの非検出プランは、通常のProプランより月額$130高くなっています。
非表示でも許可されているとは限らない
大事なのはここです。見えるかどうかは技術上の性質で、使用許可は雇用主が定めるルールです。両者に関係はありません。
面接案内に「画面全体を共有してください。外部の支援やAIツールは禁止です」と書かれているなら、キャプチャに映らないアシスタントのウィンドウも外部支援に当たります。ルールを守ったのではなく、違反を隠したことになります。答えられない追加質問を受けたり、履歴書と矛盾する回答をしたり、後日話が伝わったりすれば、内定を失うことがあります。企業によっては誓約書への署名を求めるため、ルール違反に加えて虚偽申告にもなります。
ツールについて案内に何も書かれていない場合は、AI面接アシスタントを使うのは不正?で解説したように、判断が分かれる状況です。答えは、採用担当者に確認することです。
AIの使用が許可されているなら、ウィンドウを隠す必要はありません。
そのため、非表示モードを適切に使えるのは限られた状況です。ツールの使用は許可されているものの、共有画面には個人のメモを映したくない場合です。紙のメモ帳をカメラに映らない場所に置くのと同じです。そうすること自体は問題ありませんが、多くの広告が説明している使い方とは異なります。
画面全体を共有するコーディング面接での対応
よくある状況を、頻度の高い順に紹介します。
面接官からコーディングプラットフォームを共有するよう求められた場合は、タブかウィンドウを共有します。横にあるアシスタントはキャプチャに映りません。アシスタントを起動してよいかどうかは共有方法ではなく、雇用主のルールによります。ルールに記載がなければ、面接が始まる前に「メモを開いたままにしてもよろしいですか?」と確認してください。
指示で画面全体の共有が求められ、外部支援が禁止されている場合は、アシスタントを終了します。面接後、文字起こしを作るためのセッションを開始するか、問題をメモして後で見直すために使いましょう。この種の面接で、使用禁止のツールを起動したままにすることは、候補者が内定を失う最もよくある原因です。
画面全体の共有が求められているものの、ツールについて何も書かれていない場合は、確認しましょう。聞かない場合は、使用しないものと考えてください。画面全体を見せてほしいという企業の意図を踏まえた対応です。
企業がAIツールの使用を許可している場合は、画面を共有するときに「許可されているAIアシスタントを開いています」と伝え、隠さずに使います。ツールの使用を認めている面接官は、その活用方法に関心を持つこともよくあります。
2台目のモニターと監督について
会議プラットフォームでは共有するディスプレイを選べるため、2台目のモニターは共有しない限り見えません。一方、監督付きの選考では、追加ディスプレイを無効にする、カメラで部屋を映す、すべてをキャプチャするソフトウェアをインストールするといった指示がある場合があります。この記事の技術的な説明より、そうした指示が優先されます。指示に従ってください。
YesToTheOfferについて
私たちはmacOSとWindows向けのデスクトップアプリ、YesToTheOfferを開発しています。面接を文字起こしし、履歴書と職務記述書に基づいて回答のポイントを作成し、スクリーンショットを使ってコーディング問題を支援した後、文字起こしと振り返りを提供します。ウィンドウやタブを共有している間も動作します。画面共有時のプライバシーモードはロードマップに掲載していますが、それを売り文句にはしていません。また、本番面接でアプリを起動する前に、面接のルールを確認することをおすすめします。30分間の無料利用枠は、友人との練習通話で画面を共有し、相手に何が見えるのかを確かめるために使えます。料金は料金ページをご覧ください。プラットフォームごとの設定方法はZoomのガイド、ZoomのオーバーレイについてはZoom面接オーバーレイの解説をご覧ください。
参考サイト
2026年10月17日確認:
- Huddlemate: https://huddlemate.ai/
- Parakeet AI: https://www.parakeet-ai.com/pricing
- Interview Coder: https://www.interviewcoder.co/
- Verve AI: https://www.vervecopilot.com/pricing
- Final Round AI: https://www.finalroundai.com/
- LockedIn AI: https://www.lockedinai.com/
- Cluely: https://cluely.com/pricing
- Interviews Chat: https://www.interviews.chat/
- YesToTheOffer: https://www.yestotheoffer.com/
練習通話で面接官に見える画面を確かめる
YesToTheOfferはmacOSとWindows向けのデスクトップアプリです。30分間の無料利用枠を使って友人と通話し、画面を共有して、相手に何が見えるかを自分で確かめてみましょう。利用分ごとの支払いで、サブスクリプションはありません。

