面接での自己紹介は二つの部分に分かれます。最初は挨拶です。数秒間の名前のやり取り、握手やカメラに向けた笑顔、そして軽い雑談です。その後、通常は最初の数分以内に、面接官からきちんと自己紹介するよう求められます。どちらの部分も第一印象を形作ります。以下では、それぞれの対応の仕方、長めの自己紹介の簡単な構成、そして対面、ビデオ、電話、パネル、グループ面接の例文を紹介します。
パート1:挨拶
シンプルで温かみのある挨拶を心がけましょう。
- 相手が入ってきたとき、座っていたら立ち上がりましょう。
- アイコンタクトをとり、笑顔を見せ、その地域で一般的であれば握手をします。
- 相手の名前を呼びましょう。「こんにちは、田中様。鈴木と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。」
- 雑談には短く前向きに答えましょう(「はい、道案内が分かりやすくて助かりました。ありがとうございます」)。
ビデオ面接では、握手の代わりにカメラを見て、笑顔で、挨拶と相手の名前を伝えます。
パート2:長めの自己紹介
面接官が「自己紹介をお願いします」「あなたのことを教えてください」「これまでの経歴を聞かせてください」と言ったら、現在、過去、未来の順に話します。
- 現在:今どのような仕事をしているかを、一〜二文で伝えます。
- 過去:このポジションに最も関連する経験を一つか二つ挙げます。
- 未来:このポジションに興味を持った理由を伝えます。
60〜90秒を目安にしましょう。この質問の詳しい準備については、自己紹介(経験者向け)をご覧ください。
例文
経験者
「私はソフトウェア企業でカスタマーサクセスマネージャーをしており、中規模の顧客アカウント約40社を担当しています。その前は三年間テクニカルサポートに携わっていたため、顧客の製品に関する問題を掘り下げて調べることには慣れています。顧客との関係を広げることにやりがいを感じており、より大きな顧客を担当し、契約更新により深く関われるポジションを探しています。そのため、この求人に興味を持ちました。」
新卒者
「最近、会計学の学位を取得して卒業しました。最終学年では、中規模の会計事務所でインターンをし、三社の顧客の月次照合の作成を手伝いました。大学在学中は銀行の支店でアルバイトもしており、そこで顧客に数字をわかりやすく説明する力が身につきました。監査の分野でキャリアをスタートさせたいと考えており、貴社の複数業界をローテーションする新卒プログラムは、まさに私が求めていたものです。」
キャリアチェンジ
「八年間、高校で理科の教師をしてきました。この一年間は、インストラクショナルデザインの分野へ移行を進めています。修了証のあるコースを修了し、ボランティアとして、ある非営利団体向けに三つのe-learningモジュールを作成しました。教える仕事を通じて、人がどのように学び、どうやって関心を持ち続けてもらうかを学びました。その経験を、企業の研修の場でも活かしたいと考えており、とても楽しみです。」
技術職
「私はバックエンド開発者として四年の経験があり、主にPythonとPostgreSQLを使ってきました。現在の職場では、注文処理サービスを作り直し、処理時間を半分に短縮しました。大量のデータを扱うシステムに取り組むチームで働きたいと考えており、貴社のプラットフォームチームによる決済分野の取り組みは、まさに私の関心と一致しています。」
形式に合わせた調整
電話面接
身振りが伝わらないため、話すときは笑顔を意識しましょう(声のトーンが変わります)。自己紹介は少し短めにして、手元にメモを置いておきましょう。その後に続く内容については、電話スクリーニング面接の質問でご確認いただけます。
ビデオ面接
- 話し始めるときは、画面ではなくカメラを見ましょう。
- 背景はシンプルに、照明は十分に明るくしましょう。
- 通信の遅れに備えて、自己紹介の後に少し間を置きましょう。
パネル面接
一人ひとりに挨拶し、可能であれば名前を呼びましょう。自己紹介中は、質問をした人だけでなく全員にアイコンタクトをとります。詳しくはパネル面接のガイドをご覧ください。
グループ面接
面接官だけでなく、ほかの候補者にも自己紹介することが多くあります。30秒程度にまとめましょう。
「はじめまして、美咲と申します。ホスピタリティの学位を取得する課程の最後にあり、二年間、週末にホテルのフロントで働いてきました。イベント運営の分野へ進みたいと考えて応募しました。忙しく、多くの要素が絡み合う一日が好きです。」
ほかの人の話をよく聞き、名前をいくつか覚えておきましょう。面接官はそうした点に気づきます。詳しくはグループ面接の質問をご覧ください。
省くべきこと
- 人生の全体的な話。求人に関係する部分から話し始めましょう。
- 履歴書の内容を読み上げること。相手はすでに持っています。
- 年齢、婚姻状況、宗教、健康状態などの個人的な情報。
- 現在の勤務先に対する否定的なコメント。
- 受けないかもしれない冗談。初対面の相手には、ユーモアよりも温かさが効果的です。
- 謝罪から始めること(「すみません、少し緊張しています」)。すぐに話し始めましょう。
準備の進め方
- 現在、過去、未来を、それぞれ短い段落にまとめて書きます。
- 声に出して60〜90秒になるまで削ります。
- グループ面接や簡単な自己紹介のために、30秒版も準備しましょう。
- 挨拶も練習しましょう。名前、お礼、笑顔です。
- 一度ビデオで自分を録画して、話すペースとアイコンタクトを確認しましょう。
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